アラスカ州ケチカンで世界最大のトーテムポール・コレクションをご覧ください。
アラスカ・クルーズで文化的に豊かな魅力的な体験をご希望ですか?アラスカ・バケーションでは、世界のトーテムポールの都だと皆が考えるケチカンの訪問をお勧めします。
アラスカのトーテムポールは、家族のメンバーの肖像と一族の紋章を表すものであり、その彫造の伝統は植民地時代より遥か昔に始まりました。19世紀より前は、家族の肖像を残すことができる人たちは限られていました。トーテムポール彫造は1800年代中盤がピークでしたが、それは毛皮の取引で暮らしが豊かになり、さらに鉄器が利用可能になって地元のアーティストがトーテムポールを簡単に素早く彫刻できたことによります。毛皮取引で稼いだ富の大半は、トーテムポールの建築と立ち上げを祝うポトラッチ(贈り物を捧げるための盛大な儀礼的宴会)で使われました。
この象徴的な建造物を彫造する慣習は、現在でもアラスカ南東地域で行われています。アラスカ先住民の歴史について学び、現代のアーティストの作業の様子を見るには、次回の旅で以下に挙げるケチカン・トーテムポール・サンクチュアリを訪れてみましょう。
トーテム・ヘリテージ・センター
トーテム・ヘリテージ・センターは19世紀のトーテムポールの安定化と保存を目的に1976年にオープンしました。ケチカンのダウンタウンのすぐ外側に位置するこの博物館は、現存するアラスカ・トーテムポールのうちもっとも見事な作品を展示しています。さらに、ヘリテージ・センターは、受賞歴を誇る先住民族アートクラスでトリンギット、ハイダ、チムシアン族の伝統的な芸術・工芸品の技を指導しています。
トーテム・バイト州立公園
伝統的な魚釣りキャンプ場に建設されたトーテム・バイト州立公園は、トーテム彫造の知識を次の世代に引渡したいと願う何世代にもわたる人々の思いと愛が伝わってくる場所です。1938年、米国森林サービスが高いスキルを持つ先住民族のトーテム彫造師を雇い、その技を若い世代に教え始めました。これによって、トーテムバイト州立公園には2つの財産が残されました。それは、自然の中に建てられた14体の美しいトーテムポールと、トーテム彫造芸術の知識です。
サックスマン・ネイティブビレッジとトーテムポール・パーク
アラスカを訪れたら、サックスマン・ネイティブビレッジとトーテムポール・パークへの寄港地観光に参加しましょう。ここではトリンギット文化の伝統的な歌やダンスを体験するだけでなく、トーテムポール・パークで見事なトーテムポールを鑑賞することができます。サックスマン・ネイティブビレッジ訪問のハイライトは、職人たちがトーテム彫造を続け、他の人にその知識を伝えているビレッジ・カービング・センターです。
アラスカ・クルーズでは、素晴らしいアラスカのトーテムポール・コレクションを1つずつ見て回り、先住民族の力強い歴史に思いを馳せてみましょう。壮観なアラスカの風景を目の当たりにして、そのユニークな過去を振り返ることで、あなたの冒険心が満足して精神が若返ることでしょう。