パナマクルーズのトリビアクイズ：パナマ運河に関して知っておくべき5つのファクツ
パナマ運河という名前を聞いたことはあると思いますが、その驚くべき歴史についてはどのくらいご存じですか？人工の奇跡とも言えるパナマ運河クルーズについてお考えですか？それをご自分の目で見にいきませんか？2014年はパナマ運河開通の100周年記念でした。この運河が工学技術の粋を集めた偉業である理由は次の通りです。
- 航海の近道
ニューヨークからサンフランシスコへと航行する船舶は、パナマの峡部を切り開いた80㎞の水路を使うことで、12669㎞を短縮できます。さらに、安全性も高まります。船舶はこの運河によって、危険なことで有名な南米ホーン岬の海域を回避することができます。 - 伝説的な閘門システム
運河の閘門とダムの掘削と建設には344万㎥のコンクリートと2.7トンを超えるダイナマイトが使用されました。外から見える多くの要素のうちでも、運河の閘門システムがもっとも印象的です。一連の厚さの2mの門によって閘門が切り離されるこのシステムでは、クルーズ船を運河のレベルまで26m持上げ、次に海水レベルまで降ろします。これは、まさに当時の工学技術の粋を集めた偉業でした。 - 大きな犠牲を払った結果
1904～1913年の間に5千人を超えるパナマ運河建設の労働者が、現場での事故からマラリアまで様々な原因で命を落としました。その他にも、19世紀にこの運河の建造を試みたフランスのプロジェクトでもさらに推定2万人が亡くなっています。 - ついにパナマ運河完成
1800年代に米国議会ではニカラグアでの運河建造の意見が出ましたが、ジョージ・シャトック・モリソンに代表されるエンジニアたちの主張によって、パナマで作るべきだという結論に達しました。1902年、米国議会はフランスの所有物であった運河建造予定地を買い取ることを許可し、工事は1914年に完了しました。米国はほぼ1世紀にわたりパナマ運河の建造と運営を行ってきましたが、その管理を1999年にパナマに委譲しました。 - 現在でもこの運河は運輸で大きな役割を果たしています。
年間13,000～14,000隻の船舶がこの運河を利用しています。年間約18億ドルの通行税が徴収され、運河の維持管理に当てられています。大型船の通行税は45万ドルに上る場合もあります。